ご近所さんの幼稚園で避難訓練が行われていました。
一斉に園庭に出てきて整列。小さなお子さんは先生たちがカートで。
そのお庭には消防車と消防士さん。
消火器を使っての訓練も行われていました。
元の職場である専門学校でも年に1回、避難訓練してました。
学校から地域の避難場所になっている公園まで。
「笑わず、真面目に走れ!」って先生たちは学生に言ってましたよ。
めんどくさいな~、って学生たちは思っていたかもしれません。
でもね、これ大事なことなんです。
正直、不真面目な態度でもいいからやっといてくれたらいいんですよ。
なぜって?
訓練でも経験しておけば、本当に災害が起きて、避難する時、
どうやって、どこへ逃げればいいかわかるから。
何にもしなかったら、その場から動けないかも。
先日、災害時の動物救援についての講習会に参加してきました。
VMAT(Veterinarian Medical Assistance Team)といって災害派遣獣医療チームを作った獣医師の先生を
講師に東日本、熊本、北部九州の災害時の様子や、どういう活動を行っていくのか、
などなどお話を聞いてきました。
その中で、グループに分かれて、設定を決めて水害が起きた時にどう動くか、
のシミュレーションを行いました。
これがなかなか難しかった。
どの時点で避難するのか、避難するにあたり動物たちをどうするか、
家族は?病院の機材は?などなど、考えることがたくさん。
このシミュレーション、正解はないんです。その時その時の状況によるから。
でも、正解ないからこそ、いろんな状況を考えてたくさんの選択肢を考えておくことが必要なんです。
早速、うちの病院で水害の場合、桜島大噴火の場合、地震の場合、
でスタッフとどう動くか話し合いしました。
環境庁がガイドラインも出しています。
院内にプリントアウトしたものも置いています。
興味がある方はぜひご覧になってください。
また、自分の住んでいるところの近くの避難所もチェックしておいてくださいね。
ただ、ペットの同行避難は言われているのですが、避難所にペットも入れるかはわかりません。
どうするか考えてみてくださいね。
今日はちょっと堅い話になりました。
消火器で的を倒す先生に園児が頑張れ~、って応援しているの、かわいかったです。