いきなり何の写真だ、とびっくりしましたか?
よく見てください。椅子に座る私の足の上でタオルに包まれて眠るアークです。
少しずつ衰えてきているアーク、最近はぐずることが多く、
歩くのもおぼつかないのにうろうろとしてなかなか眠れない。
認知機能低下による症状の1つでしょう。
治療法は私が抱くこと。
するとすぐに寝てくれます。
(あくまでもアークに有効な治療法です)
というわけで病院内でも診察が入っていない時は
私にこうやって抱っこされています。
今の時期、冷え性気味の私にとって天然湯たんぽがわりです。
これをwin winの関係と言うのでしょうか。
高齢犬猫、四肢の先が冷えている子が結構います。
四肢を温めるだけでも血液循環が整い、快適に眠れる場合もあります。
特に冬場、暖房をしていても暖かい空気が上の方にいってしまい、
ワンちゃん、ニャンちゃんが寝ている床に近いところが冷えている事があります。
確認してみてくださいね。
冷えた脚先は暖かいタオルなどで優しくマッサージしていると温まってきます。
お試しあれ
アークも来年1月には17歳。
出会った時は1歳でしたから16年の付き合いです。
私より若かったのにあっという間に私の年齢を超えていきました。
ペットを飼う上での宿命ですね。
先日、アークと同い年の元同僚ワンちゃん(専門学校の元学校飼育犬)
が虹の橋を渡っていきました。
アークと同じく1歳の時に出会いました。
ありがたいことに最期まで15年間主治医を務めることができました。
持病が年々増えていきましたが、それでもよく食べ、よく歩いていました。
月に1回の通院で元気アピールをしてくれ、こちらも会うのが楽しみでした。
最期は大好きなお姉ちゃん(飼い主さん)に看取られて
今頃は他の学校飼育犬たちがいる空の上で遊んでいることでしょう。
私たちは子供の頃は小児科で、
大人になったら内科や外科、歯科、眼科、耳鼻科
などなど身体の不調にあわせて病院を選んで通いますよね。
ワンちゃん、ネコちゃんたちは動物病院一択ですね。
もちろん動物病院も専門性が高くなってきていますので、
当院でも状況によって
鹿児島大学附属動物病院に紹介したり、
循環器や整形外科、眼科などの得意な動物病院に紹介することがあります。
当院との関わりが
仔犬、仔猫の最初のワクチン接種で始まり、
フードの紹介やいろいろな予防、
トリミングやしつけなどを行い、
高齢になって慢性の病気と付き合いながら
治療しながら最期を迎える。
飼っている間の疑問をなんでも動物病院で相談し解決できる
そんなお付き合いができると嬉しいです。
これからもたくさんの出会いと別れがあるかと思いますが、
ワンちゃんネコちゃん、そして飼い主さんが
安心するような場所になれるよう頑張ります。
さて、病気も心配ですが、災害もいつ起こるかわかりません。
以前から何度か防災の話もしていますが、
今回こんなカレンダーを準備しました。
認定特定非営利活動法人 人と動物の共生センターさんが制作した
ペット防災カレンダー
とてもかわいくて、見ているだけで自然とペット防災の知識が付きます。
当院ご利用の飼い主さんにお配りしています。
2年前はこの防災手ぬぐいを年末のご挨拶に配布しました。
なかなか防災について興味を持つことは少ないかもしれません。
災害が起こったらどうすればいい?その前に何を準備すればいい?
そんなことを考えるきっかけになればいいな、
と思いこのようなグッズを準備しています。
備えあれば患いなしですよ
さて12月の休診日のお知らせです。
今年は12月30日が休診日で31日は午前のみの診察となります。
トリミングは29日までですが、すでに12月は予約で埋まっている日もあります。
12月のトリミングをお考えの方は早めの予約をお願いします。
2021年は我慢の年でしたが、2022年は明るく元気な年になるといいですね