こんにちは。鹿児島市のながよし動物病院です
鹿児島は蒸し暑いです。気温も30℃を超えています。
わんちゃん猫ちゃんだけでなく人間も体調崩しそうですね。
さて当院の診察室の中と外にこんなポスターが貼ってあります。
お気づきでしたか?
これは犬と猫の経絡、ツボの場所と名前のチャート図です。
当院では一般的な獣医学に基づく診察検査治療に加えて、
東洋獣医学(鍼治療と漢方)を取り入れています。
西洋獣医学と東洋獣医学のハイブリッド
(異なるものを組み合わせてより良きものを作り出す)です。
どう違うの?と思いますよね。
例えばツバキ
5年以上前から難治性の皮膚炎や歯肉炎を患っています。
皮膚や歯肉の検査をして最終的に免疫介在性の疾患と診断しました。
そこで免疫抑制剤や抗生剤の内服を続けています。
ここまでが西洋獣医学
病名によって治療法がある程度確立されているので、それに則り投薬や
場合によっては外科療法を行います。
ツバキはその治療に加えて症状が出ている皮膚や歯肉だけを見るのではなく
全身の状態を診ていきます。
気・血・津や陰陽、って言葉聞いたり見たりしたことありませんか?
エネルギーや血液、体液の流れは滞ってないか、
陰(寒がりとか)と陽(暑がりとか)のバランスはどうか、
脈や舌の色、パッドの色などを見て東洋獣医学的な診断をして
バランスを整える方法を考えていきます
そしてツバキは今の体質をよりバランスをとれたものにしていく漢方を飲んでいます。
これが東洋獣医学です。
漢方って苦いでしょ。ワンちゃん猫ちゃんが飲むの?
はい、確かに苦いものあります。しかし甘いものもあります。
特に猫ちゃんは苦みを嫌うので調整して甘くなるようにしてます。
ツバキも漢方に限らず薬は苦手です。
しかし、食いしん坊なので・・・
少量のフードと一緒に与えた灰色の錠剤が漢方薬。
なんの迷いもなく秒で食べました。
食いしん坊でよかった・・・
体質の整え方は季節によっても変わります。
東洋獣医学は奥が深すぎて私も日々勉強中ですが、
ワンちゃん猫ちゃんの健康のため治療の選択肢はいろいろ揃えていきたいと思います。
ワンちゃん猫ちゃんの体質をチェックするシートも準備しています。
興味がある方は来院された時にお声かけください
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6月の休診日です
6/10(土)は18時半には病院閉めます。
6/18(日)は終日休診です。電話対応もできません。
6/19(月)の午前の診察は10時からの予定です。
その他通常どおりです。
よろしくお願いします。
それでは6月も元気に過ごしましょう