鹿児島は大雨が続いていますね。
湿度も高く、また気温も上がってきています。
新型コロナウイルス対策でのマスク生活。夏場は熱がこもりやすくなります。
いつもならワンニャンの熱中症に気を付けましょう、とお話するのですが、
今夏は飼い主さんも気をつけてくださいね。
そして、この大雨で新たな発見がありました。
今朝も激しい雨音でパニックになり、私から離れないつばき。
もちろん雷の音や稲光は大の苦手。
呼吸が早くなり、落ち着きがなくなり、私に抱きついてきて更によじ登ってどこかに逃げようとします。
が、基本放置です。恐怖からのこの行動に飼い主が慌てていつもと違う声かけや行動を取ると、
雷恐怖症は更にひどくなってしまいがち。
なので、えっ?なんかありました?って感じでいつも通りを心がけています。
そんなつばき、数日前病院にいる時にも雷がかなり大きく鳴りました。
ところがつばきノーリアクション!!!
あれ?そう言えば大雨でも病院ではいつもと同じだな~
って、今頃気づきましたよ。つばき飼い始めて4,5年経つのに・・・
という事は、つばきの雷大雨恐怖症は自宅でのみ起こる現象。
単純に音や光が怖いのでがはなく、
自宅にいた時にその現象が起こり
何か不安を感じるきっかけがあったのかもしれません。
このような雷恐怖症、チャイムが鳴ると吠える、お留守番させると排泄をあちこちしている、
などをペットの問題行動と言います。
ただ、犬猫にはそれは意味ある行動だったりしますが、
人間と共存する上で
その飼い主にとって困る問題を問題行動と言います。
よく、うちの犬は頭が悪くて~、と話す飼い主さんがいらっしゃいますが、決してそうではなくて、
ある行動を取った時に飼い主さんや周りがどう反応したかをしっかり学習した結果の行動ですから
ペットたちは学習能力があるんですよ!
飼い主さんたちが何気にとっていた行動を修正していただけると変わったりしますよ。
そんな風に、動物行動学をベースに問題解決を進めていくのが
動物行動診療という分野です。
しつけができていないからこうなった⇒訓練士さんにお願いしよう、も良いのですが、
場合によっては身体の痛みや何らかの疾患から起こっている問題のこともあります。
なので獣医師・訓練士・飼い主で協力して問題解決できるのがいいですね~
つばきの雷恐怖症は特に飼い主困っていないので治療はしません。
今朝は自宅では雨音が怖くて朝食も口にしませんでしたが、
病院に着いたとたん、「ごはんくださ~い!!!」と連呼してました。
もちろん完食しましたよ。
えっ?アーク??
最近めっきりお年寄り感が強くなりましたが
よく食べ
よく寝ています
雷も元々平気でしたが、今はどんな物音でも起きない、という・・・。
アーク爺 going my way
さて本題。
7月の休診日は暦通りの予定です。
木曜日は終日休診。
日曜日は午前中のみ診療。
7/24(金)は祝日のため終日休診です。
またトリミングですが、
ありがたいことにご利用のワンちゃんが増えてきて
予約が埋まるのが早くなっています。
予定が決まり次第ご予約を入れていただけると助かります。
当日のトリミング予約はかなり難しくなっています。
特に土曜日のトリミング予約はお早めに。