2021年、丑年始まりました。
牛、と言えば大学の獣医学科在学時代、馬当番というものがありました。
大学で飼っている家畜のお世話の事ですが、馬より牛が多かったのに馬当番。
牛に踏まれると痛いです。
牛と柵の間に挟まれた時は命の危険を感じました。
そして、牛には前歯がありません。でも噛まれると痛いです。
そんな思い出話は置いといて・・・
鹿児島は昨日から雪です。夜の間に降った雪で朝は鹿児島には珍しい
白い世界となっています。
そして見つけた雪道の中のワンちゃん足跡。
しっかりお散歩していますね。
でも職業病的に、歩幅は?踏み込みの左右差は?
なんて事を思ったりします。
このワンちゃんは・・・
アークとツバキは寒いのが苦手なので雪の日はお散歩なし。
アークは先日16歳の誕生日を迎え、新しいあったか服をプレゼントされましたよ。
ツバキは体脂肪に覆われているのに寒いのはダメ。
さて、今年の目標は・・・
まずは皆さん、健康で安全に。
ワンちゃん、猫ちゃんの健康を守るために、
飼い主さんも
私たち病院スタッフも
健康でいなくては。
この本は子供の頃に読んで、絵のインパクトがすごくて。
数年前に見つけて懐かしくて購入しました。
子供むけの本なのでひらがなで書かれていますが、中身はとても深い。
待合室に置いてあります。
ぜひ読んでみてください。
そして、この時期のワンちゃん、猫ちゃんに気を付けてほしいこと。
まずは循環器(心臓や肺、気管支)の持病を持っている子。
室内と室外の気温差は危ないです。お散歩の時は服で調整してください。
また室内でも乾燥はNG。加湿してください。
夏も言いましたが温度計・湿度計でワンちゃん・猫ちゃんが良くいるところを測って
みてください。人の高さでの快適温度と違うかも。
そして高齢のワンちゃん・猫ちゃん。
動かず寝ていることが多く、関節や筋肉のこわばりで痛みがあるかもしれません。
また、身体の冷えからお腹を壊す子もいます。
高齢の子はおかしい、と思ったら早めに病院へ行きましょう。
それから、猫ちゃんに多いかもですが、泌尿器(腎臓・膀胱)の異常。
冬場を水を飲む量が減るので、腎臓に持病がある子は特に注意。
また膀胱炎も起こりやすいです。
オシッコの量や色、回数を注意してみてください。
最初にも書きましたが、今年は丑年。
「牛の歩みも千里」
ということわざがあります。
牛のようにゆっくりした歩みでも努力しつづければ
千里に届く、大きな成果が得られる、と。
ながよし動物病院もみなさんとの縁を大事に1頭1頭と向き合いながら
今年も歩んでいきたいと思います。
よろしくお願いします。