鹿児島の天気予報では桜島上空の風向きで火山灰の飛来を予想し、
洗濯物を屋外に干すか考えます。
そしてこの時期は更に、花粉がどんだけ飛んでるかも教えてくれます。
みなさん、花粉症大丈夫ですか?
さて、今日はなんちゃって病院犬アークの身に起こったおはなし。
アーク、T.プードルの男の子、14歳
(人間でいうと70歳くらい)
それは突然の出来事でした。
アークはベッドで飼い主と一緒に寝ています。朝、目覚ましで飼い主ともども
起床。が、その朝、目覚ましの音に負けないくらいのアークの悲鳴。
えっ?何が起こった?
アーク、何かじたばたしています。
前庭疾患発症による旋回?はたまた椎間板ヘルニアによる後躯麻痺?
とりあえずベッドから降ろすと、尋常じゃなくふらつきながら
欽ちゃん走り。
からのペットシーツでおしっこ。
その日から夜中に悲鳴で起こされ、降ろすとトイレにふらつきながら
歩いていくことが数回。
また、日中も寝てばかり。そして寝た状態で時々うめき声のように
鳴いたり、きゅい~ん、きゅい~んと私を呼んだり。
これはいよいよ認知症状が進行してきたか!
認知症のサプリメントは飲ませていますが、
とうとう夜鳴きや意味のない鳴き声にまで進行したか・・・。
しかし、よく観察すると、右前肢の運びが微妙に悪い。
もともと関節炎も持っています。
そこで、鎮痛剤を処方。
すると、処方したその日、朝までぐっすり。
そして2日目・・・。
外来の患者さん、業者さんなど、人の気配がするやいなや、
「わん、わん、わん、わん・・・・・」
と雄たけびを上げながら待合室へ突進。
はい、見事復活・・・
ごめんなさい、うるさくて・・・。
高齢犬の認知症状として、徘徊、食欲が止まらない、などがありますが、
ご家族が一番大変なのが夜鳴き。
時間の感覚が変わる事から
起こります。
が、しかし実はよく観察していただくと、身体のどこかの痛み、痒み、
また、そのワンちゃんがいるところが暑い、寒い、うるさい、明るい、暗い
などから来ることも少なくありません。
アークの場合も痛みからの悲鳴、身体を動かそうとすると痛みが走る、
からの不快感があったようです。
高齢犬の介護、ケアについてお困りの方、ご相談ください。
ちょっとしたことで解決できる問題もありますよ。
ちなみに、いつもと違うアークにビビりのツバキは今もビクビク
しています。今度はツバキのメンタル治療です。