九州南部も梅雨入りしました。
これからしばらく高湿度高気温の日々が続く鹿児島です。
では、今日は皮膚病の話と暑さの話を少し。
人も不快指数が上がりますが、汗をかけない犬や猫も大変なんです。
特に原産国が乾燥、涼しい地域の犬たちはもともと皮脂の分泌が多かったり毛が密だったりします。
環境が真逆の鹿児島で暮らすのは体質的に厳しいのです。
アレルギーをもつワンちゃんはすでに痒いよ~、って言っている子も出てきています。
痒み対策は薬を飲んだり、シャンプーしたり、食餌を変えたり。
ただし、この治療は長期戦です。
ワンチャンの状態を定期的に診ながら、
ワンちゃんにも飼い主さんにも頑張ってもらいます。
使う薬も副作用をおこさないように調整しながら、また年々新しい薬も出ているので、
その子に合った治療を考えています。
詳しくは診察で・・・。
あっ、1つだけ、大事なこと。
保湿しましょう。
これは飼い主さんも。冬場だけじゃないですよ。
特に今はコロナ対策でアルコール消毒する機会が増えていますよね。
皮脂は多すぎても少なすぎてもだめ。しっかり保湿しましょうね。
そして、つばきがこんな寝方をしたら、暑くなったサイン。
上半身をフローリングなどの冷たい床にだら~んと伸ばして寝ます。
そうなったら室内はエアコンで涼しく。
「エアコンは何℃に設定したらいいですか?」
との質問を最近よくいただきます。
う~ん、お部屋の広さ、窓からの日差し、エアコンの効き具合、どこにワンちゃんがいるか、
など関係しますので一概に設定温度はわかりません。
ぜひ温湿度計を買ってください。
そしてワンちゃん・猫ちゃんがいるあたりの室温を見てください。
そこが25℃前後で、ワンちゃん・猫ちゃんがはあはあ言ってなければいいです。
冬の暖房についてもお話しましたが、
私たちより低いところを動き回るワンちゃん・猫ちゃんです。
目線を下げて見てみましょう。
さて、6月の休診日です。
6月10日(水曜)は18時半で病院を閉めます。
それ以外は通常通り木曜は終日休診、日曜は午後休診です。
よろしくお願いします。